運河、石造りの倉庫、ガラス工房、朝獲れの寿司 — 小樽はインスタ映えする街として有名です。アクセスも簡単。でも運河沿いの遊歩道で凍えてしまう前に、電車の選択肢、訪れるべき季節、何を着ていくかを知っておきましょう。
小樽は北海道、札幌の北西わずか32kmのところにあります。電車を使えば、日本でいちばん気軽な日帰り旅のひとつになります。
見る価値のある場所はほぼすべて駅から徒歩30分以内 — その回り方をご紹介します。
初めて訪れる人の多くが到着して気づくこと、それは小樽は地図で見るよりずっとコンパクトだということ。運河、倉庫街、堺町通り、北一硝子、三角市場は、すべて1時間もかからずに歩いて回れるひとつのループでつながっています。このコンパクトさこそ、小樽が日帰り旅にぴったりな理由 — 複雑な交通の計画は要りません。例外は天狗山で、ロープウェイまで行くにはバスかタクシーが必要です。
駅から三角市場まで2分。運河まで10分。堺町通りまで20分。北一硝子まで25分。出抜小路まで30分。すべて自然に歩いてつながります。冬は歩道や坂道がカチカチに凍ることに注意 — きちんとした靴は絶対に欠かせません。
小樽駅、運河、堺町、海岸エリアを結ぶ観光循環バスです。料金は1乗車¥220、または1日乗車券¥750。午後に足が疲れてきたときや、冬の寒さでもう1km歩く気が起きないときに便利です。ほとんどの行程では必須ではありません — 見どころは歩いて回れるくらい近いからです。
小樽駅前にはいくつかのレンタル店があります(Otaru I Love Bike、Blue Leaf など)。普通の自転車は1日¥500〜1,000、船見坂周辺の坂道に挑むなら電動アシスト自転車も借りられます。銭函方面の海岸沿いや、運河の東側にある静かな住宅街を巡るのに向いています。冬はおすすめしません — 道路が凍っています。
散策バスを待たずに天狗山ロープウェイ乗り場まで行きたいときや、中心部から少し離れた小樽の温泉リゾートに向かうときに便利です。タクシーは駅前で待っています。駅から天狗山ロープウェイまでは交通状況にもよりますが、だいたい¥1,200〜1,500です。
実際に人が暮らす現役の港町 — 前もって知っておくとよいことがいくつかあります。
季節ごとに表情がまるで違います — それぞれを正直にお伝えします。
雪とガス灯の灯りに縁取られた運河は、多くの人が小樽と聞いて思い浮かべる風景です。雪あかりの路(2月7〜14日)がその中心 — 何百もの雪灯篭と水面に浮かぶキャンドルが、入場無料で毎晩午後5時から9時まで灯ります。気温はマイナス10度からマイナス1度なので本格的な装備が必要ですが、その寒さこそがこの鮮やかな雰囲気をつくり出している一部でもあります。宿は数か月前に予約しておきましょう。
小樽の桜は日本のほかの地域より遅く咲き、たいてい4月下旬〜5月上旬に見ごろを迎えます。手宮公園がいちばんの名所で、北海道固有のエゾヤマザクラを含む700本以上が植えられています。空気はまだ冷たく(5〜15度)、冬より人出は少なめで、街には落ち着いたゆったりとした空気が流れています。お祭りの混雑なしで見どころを楽しみたいなら、よい選択です。
北海道は本州の日本人が暑さを逃れてやって来る場所で、それも納得です。夏の小樽は17〜24度で、うだるような湿気もありません。暖かい季節には運河クルーズが運航しています — 倉庫が並ぶ街並みを水上から眺められる40分のガイド付きボートツアーです。ウニやカニがいちばん新鮮な時期でもあります。国内旅行のピークシーズンなので、一年でいちばん観光客が多いと思っておきましょう。
澄んだ空気と過ごしやすい気温(10〜20度)のおかげで、秋は散策にいちばん心地よい季節のひとつです。天狗山の木々は琥珀色や赤に染まり、ロープウェイから眺めるのが最高です。秋は北海道のタラバガニのシーズンの始まりでもあります。冬や夏より観光客が少なく、いちばん静かで快適に巡れる時期です。
計画の目安となるおおよその金額 — 札幌との往復の交通費も含みます。
| 項目 | 節約 | 標準 | ゆったり |
|---|---|---|---|
| 宿泊(1人/1泊) | ¥3,000〜5,000(ホステル/ゲストハウス) | ¥7,000〜12,000(運河近くのホテル) | ¥15,000〜(温泉旅館) |
| 食事(3食) | ¥2,000〜3,000(三角市場/地元の定食) | ¥4,000〜7,000(寿司カウンター/海鮮丼) | ¥10,000〜(おまかせ寿司/タラバガニ) |
| 札幌との往復交通費 | ¥1,500(電車またはバスの往復)、JRパスなら無料 | ||
| 入場料/アクティビティ | ¥500〜800(博物館1か所、または北一硝子) | ¥1,200〜2,000(天狗山ロープウェイ+博物館) | ¥2,500〜(運河クルーズ+全観光スポット) |
| お土産/ショッピング | ¥500〜1,500(ルタオのチーズケーキ/北海道のお菓子) | ¥3,000〜6,000(手作りガラス工芸品) | ¥10,000〜(大きなガラス作品/オーダーメイド) |
| 1日の合計(宿泊費を除く) | 約¥4,000〜6,500 | 約¥9,000〜16,000 | ¥22,000〜 |
深い溝のあるソールで滑りにくく、防水のブーツ — これは本当に欠かせません。小樽の歩道は完全に凍りつき、適切な靴のない人は転んでしまいます。困ったときには滑り止めアタッチメント(¥300〜500)が地元で売られています。靴以外には、厚手の帽子と手袋、防風のアウターシェル、フリースのミドルレイヤー、吸湿性のあるベースレイヤー、そしてコンビニで買える使い捨てカイロを。気温はマイナス10度からマイナス1度です。
防風のジャケットは必須 — 日中は快適でも、朝晩はまだ冷えます。滑りにくいソールの歩きやすい靴を(春は公園エリアがぬかるむことがあります)。北海道の天気は変わりやすいので、軽い雨具も。夜用に暖かいミドルレイヤーを1枚。春の気温は5〜15度、秋は10〜20度です。
日中は軽くて通気性のよい服装を。夜用には薄手のジャケットや長袖を1枚 — 日没後は気温がはっきり下がります。日焼け止めも(北海道の紫外線は感じる以上に強いです)。歩きやすい靴を。北海道の夏は東京や京都よりかなり涼しく乾燥しているので、ほかの場所なら持っていくような本格的な暑さ対策グッズはここでは不要です。気温は17〜24度です。
1日分には十分な現金(円)を(セブン-イレブンとゆうちょ銀行のATMは海外発行カードに対応)。Googleマップ(日本でも問題なく使えます)。電車やバスでのタッチ決済に使うICカード(SuicaまたはKitaca)。1日出かけるためのモバイルバッテリー。到着した瞬間からつながるよう、出発前に予約しておくeSIMやポケットWi-Fi。
小樽には海外からの観光客が多く訪れるため、駅や主要な観光スポット、堺町のほとんどの店の案内表示には英語があります。三角市場の小さな屋台には英語を話せるスタッフがいないこともありますが、Google翻訳のカメラ機能なら日本語のメニューや表示もきちんと読み取ってくれます。たいていの店の人は、身ぶりや翻訳アプリにも辛抱強く付き合ってくれます。
小さなカフェ、工芸工房、市場の屋台は現金のみのことがよくあります。堺町の大きな店ではVisa、Mastercard、タッチ決済が使えることもありますが、カード読み取り機が見当たらなければ現金前提で考えましょう。海外発行カードでいちばん安定して使えるATMはセブン-イレブンとゆうちょ銀行で、どちらも小樽駅の近くに店舗があります。ICカード(Suica/Kitaca)は電車やバスには使えますが、ほとんどの店では使えません。