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日光エリア別ガイド · 2026

日光で
どこに泊まる?

日光はひとつの場所じゃありません。寺社の町、山の上の湖、渓谷の温泉リゾートが、まったく違う方角に点在していて、どのエリアを選ぶかで旅の印象がガラッと変わります。ここでは、正直なところどう決めればいいかをお伝えします。

予約する前に

日光は見た目より広い — 泊まる場所で旅が決まる

初めての人がよくハマる落とし穴がこれです。写真がきれいだからと日光のどこかを予約したら、実は山の上で、本当に見に来た東照宮までバスで40分、なんてことに。逆のパターンもあります。町中に泊まったあとで、「やっぱり一晩は湖のそばで温泉に浸かりたかったな」と思うことも。日光は地図上のひとつの点ではありません。いくつもの世界が重なり合った場所で、世界遺産の寺社の町は低いところにあり、湖・滝・温泉リゾートはそれぞれ違う方角の山の上へと登っていきます。

そこで日光を5つの主要エリアに分けてみました。それぞれ向いている旅行者が違い、価格帯も違い、雰囲気も違います。自分が何を目当てに来たかを決めて、ぴったりの拠点を選べば、旅はスムーズに流れます。それからひとつだけ先に。日光は今も生きている信仰の中心地であり、ユネスコ世界遺産です。どこに泊まるにしても、東照宮や二荒山神社の境内には敬意を持って足を踏み入れてくださいね。

まずは見どころの全体像を知りたいですか? 日光の観光スポットガイド日光シティガイド全編をどうぞ。そうでなく、どこに泊まるべきかの答えがすぐ知りたいなら、このまま読み進めてください。

いちばんのおすすめ

初めての人のためのひとつの答え

⛩️
初めての人に最適な拠点
寺社・駅エリア(日光中心部)

世界遺産の寺社が主な目的という人にとって、ここは明らかにいちばんおすすめの拠点です。ここからなら、赤い神橋、東照宮の入口、輪王寺、二荒山神社まで、ほんの数分で歩いて行けます。宿泊先も、リーズナブルな川沿いのゲストハウスから本物の歴史的ランドマークまで、あらゆるレベルがそろっています。このエリアに泊まった人が口をそろえて挙げる魅力がひとつ。それは、ツアー客が来る前の朝7時、赤い橋のまわりの杉林が朝の光の中で完全に静まり返っているなか、寺社の境内にいられること。みんながいちばん心に残ると言う、旅のハイライトです。

このエリアの中心となるホテルといえば、Nikko Kanaya Hotel。1873年創業、日本最古の西洋式ホテルで、神橋のすぐ上の丘の中腹に建ち、寺社の門までは歩いて数分です。

日光シティガイド全編を見る →
泊まる5エリア

あなたに合うのはどのエリア?

各エリアの正直な雰囲気・料金・アクセスを、今そろっているレビュー付きの実在ホテルとあわせて紹介します。

日光の寺社エリアで大谷川に架かる朱塗りの神橋。朝の光のなか、背後には森に覆われた山々が広がる、東照宮の境内への玄関口 エリア1
寺社・駅エリア
日光中心部 · 世界遺産の寺社まで歩ける · いちばん便利

向いている人:おもに世界遺産の寺社が目当てで、大事なものは全部歩いてまわりたい人。このエリアからなら、神橋・東照宮・輪王寺・二荒山神社まで歩いて行けて、人混みが来る前に散策に出られます。駅まわりの通りにはレストランやクラフトショップ、カフェがあります。正直なデメリットは、多くのお店が早め(午後6時ごろ)に閉まるので、夜の町は静かなこと。

アクセス:東武日光駅/JR日光駅から徒歩10〜20分(または路線バス/タクシーで約 ¥1,000)
🏛️ Nikko Kanaya Hotel — 1873年創業の歴史的ランドマーク 9.0
🐢 Turtle Inn Nikko — 貸切温泉のあるゲストハウス 8.7
寺社エリアの宿をすべて見る →
奥日光の澄んだ青い中禅寺湖。背後には男体山がそびえ、湖畔にはボートが係留され、遊歩道が続く エリア2
中禅寺湖/奥日光
中禅寺温泉 · 湖畔の山あいの温泉 · 静かなラグジュアリー

向いている人:湖と山を眺めながら温泉に浸かりたくて、山の上まで上がる時間(1泊以上)がある旅行者。中禅寺湖の湖畔にはリゾートや温泉旅館が立ち並び、目の前には男体山、すぐ近くには高さ97メートルの華厳の滝があります。秋(10〜11月)は、日光全体でもここがいちばん圧巻の季節。正直なデメリットは、夜はとても静かでホテルの外には食事できる場所がほとんどなく、町よりはっきり寒いこと。

アクセス:日光駅からいろは坂を上る東武バスで約40分
The Ritz-Carlton, Nikko — 湖畔に温泉を備えた5つ星リゾート 9.6
The Ritz-Carlton, Nikko のレビューを読む →
紅葉に染まる鬼怒川温泉の渓谷。谷を流れる緑色の川を見下ろす崖の縁に、大きな旅館やリゾートホテルが立ち並ぶ エリア3
鬼怒川温泉
渓谷沿い最大の旅館リゾート街 · ファミリーに最適

向いている人:川を望む客室、いろいろなお風呂、懐石ディナー込みの、本格的な旅館体験をしたい人と、お子さん連れのファミリー。日光近郊で最大の温泉街で、鬼怒川の渓谷沿いに80軒を超える旅館やホテルが立ち並びます。すぐ隣には江戸ワンダーランド(江戸時代の村)や東武ワールドスクウェアといったテーマパークも。デメリットは、寺社とは別の路線なので、ここまで上がるには違う電車に乗ること。

アクセス:日光から東武電車を乗り継いで鬼怒川温泉駅まで約30分
♨️ 旅館80軒以上 · 1泊ひとりだいたい ¥20,000〜50,000(2食付き)
鬼怒川の詳細はシティガイドで →
奥日光へと山を上っていくいろは坂。はるか下に谷を望むヘアピンカーブを車が曲がっていく、湯元温泉へと向かうルート エリア4
湯元温泉
いちばん奥の温泉郷 · すべての中でいちばん静か

向いている人:本気で日常から離れたい人。寺社をめぐるより、本物の硫黄泉に浸かって湖のまわりをハイキングしたい人。湯元は奥日光のいちばん奥、湯ノ湖のほとりにあります。数軒の旅館と、地面から温泉が湧き出す湿原だけの小さな集落で、お湯は白濁したしっかりとした硫黄泉です。正直なところ、ここは道の終点。人里離れていて静かです。便利さを求めてではなく、ゆっくり休むために来る場所です。

アクセス:中禅寺湖の先、バス路線の終点まで東武バスで、日光駅から約80分
♨️ 硫黄泉の旅館が数軒 · 日光エリアでいちばん静かな拠点
奥日光の詳細はシティガイドで →
日光の大谷川沿いにある憾満ヶ淵。緑の森のなか、川岸に赤い帽子をかぶったお地蔵さんが並ぶ、川沿いのリーズナブルな宿エリアの近く エリア5
駅周辺(リーズナブル)
東武日光/JR日光のそば · ゲストハウス&ホステル · 遅い到着/日帰り

向いている人:予算を抑えたい旅行者、到着が遅くなる人、そして次の目的地へ移る前に日光を1日だけの拠点に使う人。駅まわりにはゲストハウス、ホステル、手ごろなビジネスホテルが集まっていて、電車へのアクセスがよく、坂道で荷物を引きずる必要もなく、朝も山あいへのバスや鬼怒川への電車にさっと乗れます。大谷川沿いの小道(憾満ヶ淵近くの匠町など)にも、寺社まで歩けて値ごろであたたかい宿があります。

アクセス:東武日光/JR日光の周辺 · 駅まで徒歩 · 山あいへのバスは駅前から発車
🐢 Turtle Inn Nikko — ¥6,000〜 · 貸切温泉あり、英語対応 8.7
Turtle Inn Nikko のレビューを読む →
もっと知っておきたいこと

予算、奮発、そして近くの食事処

節約 vs 奮発

コストを抑えたいなら、Turtle Inn Nikko は1泊 ¥6,000 ほどから。立地のよい家族経営のゲストハウスで、寺社まで徒歩圏内、貸切温泉があり、英語を話すオーナーのサービススコアは 9.6/10 と、この価格帯ではなかなかありません。町の中心で物語のある宿に泊まりたいなら、Nikko Kanaya Hotel(1泊 ¥20,000 ほど)は、かつてアインシュタインも滞在した歴史あるホテルです。

温泉を目当てに来ていて、最高の体験のためならお金を払ってもいいという人には、中禅寺湖の The Ritz-Carlton, Nikko(1泊 ¥80,000 ほどから)が、湖のほとりに天然温泉を備えた5つ星リゾートです。宿の全リストは日光シティガイドでどうぞ。

日光で何を食べる?

どんなに素敵な部屋でも、食事の場所を間違えたら台無しです。日光グルメガイドでは、ゆば(日光の湯葉。京都のものより厚め)、そば、ご当地スイーツ、そしてどのエリアが何を得意とするかを案内します。実際にまわる順番を組むなら、日光モデルコース日光の旅のヒントとあわせてどうぞ。

よくある質問

FAQ · 予約する前に

初めての日光で泊まるなら、どのエリアがいちばんおすすめですか?
初めての訪問で、世界遺産の寺社がいちばんの目的なら、日光中心部の寺社・駅エリアが断然おすすめの拠点です。神橋・東照宮・輪王寺まで歩いて行けて、リーズナブルなゲストハウスから歴史ある Nikko Kanaya Hotel まで、あらゆる価格帯のホテルがそろい、しかも早朝、ツアー客が到着する前に寺社の境内へ入れます。せっかく見に来たものへ、40分も山道のバスに乗る必要はありません。湖畔の温泉も楽しみたいなら、そのあと中禅寺湖へ上がっていきましょう。
湖畔の山あいの温泉に泊まるなら、どこがいいですか?
奥日光にある中禅寺湖(中禅寺温泉)が答えです。湖畔にはリゾートや温泉旅館が立ち並び、目の前には男体山がそびえ、華厳の滝もすぐ近く。中宮祠の The Ritz-Carlton, Nikko は、湖のほとりに天然温泉を備えた5つ星リゾートです。アクセスはいろは坂を上る東武バスで、町から約40分。正直に言うとひとつだけ注意点があって、夜はとても静かで、ホテルの外には食事できる場所がほとんどありません。
日光の近くで本格的な旅館と懐石料理を楽しむなら、どこへ行けばいいですか?
鬼怒川温泉がその場所です。日光近郊では最大の温泉リゾート街で、鬼怒川の渓谷沿いに80軒を超える旅館やホテルが立ち並びます。川を望む客室、いろいろなタイプのお風呂、そして料金に含まれる本格的な懐石ディナー(2食付きでだいたい1泊ひとり ¥20,000〜50,000)が楽しめます。日光から電車で約30分、すぐ隣には江戸ワンダーランドや東武ワールドスクウェアといったテーマパークもあるので、お子さん連れのファミリーにもぴったりです。
いちばん静かで人里離れた隠れ家に泊まるなら、どこがいいですか?
奥日光のいちばん奥、湯ノ湖のほとりにある湯元温泉が、これ以上ないほど静かな場所です。数軒の旅館と、地面から温泉が湧き出す湿原だけの小さな温泉郷で、本物の白濁した硫黄泉が楽しめます。寺社めぐりよりも、ゆっくり湯に浸かって湖のまわりをハイキングしたい旅行者にぴったり。中禅寺湖からさらに約30分、バス路線の終点です。
日光には何泊必要ですか? ホテルは移動したほうがいいですか?
ほとんどの人は1〜2泊がちょうどいいです。世界遺産の寺社で丸1日、2日目に中禅寺湖・華厳の滝・山あいの温泉をまわる感じです。寺社だけが目的なら、寺社・駅エリアに1泊で十分。でも温泉も楽しみたいなら、いちばんすっきりするのは、初日は寺社のために町中に泊まり、2日目に中禅寺湖か鬼怒川へ上がるプランです。両方をひとつの拠点に無理やり詰め込むより、1回ホテルを移動するほうがずっと価値があります。サンプルプランは日光モデルコースをどうぞ。
東京から日光へはどう行く? 着いてからの移動は?
東京からは浅草発の東武特急で東武日光まで約1時間50分(約 ¥2,800)、またはJRで宇都宮経由で約2時間です。日光に着いたら、寺社エリアは駅から歩けます。中禅寺湖や湯元へは、いろは坂を上る東武バスが必要です(中禅寺湖まで約40分、湯元まで約80分)。鬼怒川温泉は日光から別路線の東武電車で約30分です。山の上へ行くなら、NIKKO PASS が電車とバスを1枚にまとめてくれて便利です。詳しくは日光の旅のヒントをどうぞ。
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