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🏮 ならまち · 奈良

ならまち — 奈良の古い商家の町
町家と路地のカフェ

奈良公園が鹿と大きなお寺の世界なら、もう少し南へ歩いてならまちへ。江戸時代の商家が並ぶ静かな路地には、今ではカフェや工芸の店、そして無料で中に入れる町家が点在しています。奈良でいちばんゆっくり、いちばん静かに過ごせる半日です。

まずはここから

奈良は鹿と大きなお寺だけじゃない —少し南へ歩けば古い商家の町

多くの人は奈良に来ると、奈良公園で鹿にせんべいをあげて、東大寺の写真を撮り、その日の午後には電車で京都や大阪に戻ってしまいます。正直なところ、それはちょっともったいない。というのも、奈良公園から南へ歩いてたった10分のところにならまちがあるからです。15世紀ごろ、かつて元興寺の境内だった土地に発展した古い商家の町です。黒っぽい木造の家が並ぶ細い路地に、のれんが揺れ、店先には提灯がぶら下がっています。

この町の魅力は町家です。江戸時代の商家で、間口は狭いのに奥行きが深いのが特徴(昔は間口の広さに応じて税がかかったので、所有者は横ではなく奥へ深く建てたのです)。今ではその多くがカフェや工芸の店、和菓子屋、小さな資料館になっています。このページは、どこへ行けばいいかを知ったうえでならまちを歩けるように作りました。立ち寄る価値のあるスポット、無料で入れる古い家、駅からの歩き方、そして奈良公園と組み合わせて1日でまわる方法をご案内します。

🏮 ならまち ≠ 奈良公園: このふたつは雰囲気がまったく違います。奈良公園は鹿や東大寺、興福寺の五重塔がある広々とした空間(全体のまわり方は奈良の観光ガイドをどうぞ)。一方ならまちは、ゆっくり歩いてコーヒーを飲み、町家を眺めるための、静かな古い町の路地です。このページはならまちに絞ってご案内します。
🏠
江戸時代の町家
静かな古い路地に並ぶ、間口が狭く奥行きの深い木造の商家。
古い家のカフェ
古民家がカフェや工芸の店、骨董屋に生まれ変わっています。
🆓
無料で入れる古民家
格子の家とにぎわいの家、どちらも無料で見学できます。
🦌
奈良公園とセットで
歩いて行き来できる距離。午前は公園、午後はならまち。
半日の散策プラン

ならまちで見られるもの

この町はそれほど広くなく、半日あれば全部歩いてまわれます。下の詳しい解説の前に、この表で主な立ち寄りスポット・拝観料・かかる時間の目安をまとめました(料金や時間は変わることがあるので、出かける前に最新情報をご確認ください)。

スポット種類料金所要時間の目安見どころ
ならまちの路地ならまちの通り散策無料1〜2時間町家 · 静かな路地
格子の家復元された町家古民家無料15〜20分狭く深い間口 · 構造が見られる
にぎわいの家1917年築の古民家古民家無料15〜20分小さな庭のある築100年の家
猿沢池猿沢池眺め無料20〜30分水面に映る興福寺の五重塔*
元興寺元興寺 · 世界遺産寺院約¥50030〜40分1998年世界遺産 · 9:00〜17:00
カフェ&工芸の店カフェ&工芸の店食べる&買う注文しだい自由古民家がカフェ・店に
🗓️ 上手なまわり方: 近鉄奈良駅で降り、南へ歩いて猿沢池を通り、ならまちの路地へ。格子の家とにぎわいの家(どちらも無料)に立ち寄り、古い家でコーヒーを一杯飲んで、最後は元興寺で締めくくります。 · *注意: 興福寺の五重塔は2023年から大規模な修理中(2031年ごろまでの見込み)なので、今は水面に映る完全な姿は見られません。
外せない6スポット

ならまちを歩くなら見ておきたいもの

実際にならまちを歩いた人たちが「ここは外せない」と口をそろえるスポット。無料で入れる町家から、五重塔が映る池、世界遺産の寺院、そして古い家のカフェまで。半日あれば全部つなげてまわれます。

奈良の古い町・ならまちの路地。黒っぽい木造の町家、のれん、ぶら下がる提灯が並ぶ 🏮 町の中心1
ならまちの古い路地
Naramachi Old Streets

この町のいちばんの楽しみは、細い路地を急がずぶらぶら歩くこと。両側には江戸時代の黒っぽい木造の家が並び、のれんが揺れ、家の軒先には地元のお守りである赤い布の人形「身代わり猿」がぶら下がっています。チケットも門もありません。路地で迷うままに歩いていれば、すてきな小さな店にきっと出会えます。

📍場所: 奈良公園・猿沢池の南
🕐時間: いつでも歩ける · 多くの店は遅めの開店、10:00〜17:00ごろ
🎟️料金: 無料 — 開かれた町なので、ただ歩き始めればOK
💡ヒント: 朝がいちばん静かできれい。多くの店は夕方早めに閉まり、月曜が定休の店も多めです。
奈良 旅行ガイド →
🏠 🆓 入場無料2
格子の家(町家)
Naramachi Koshi-no-Ie

奈良の商家が中はどうなっているのか知りたいなら、ここがいちばんの答え。格子の家は伝統的な様式で再現された町家で、地元の自治体が運営し、無料で入れます。目を引くのは、間口が狭いのに奥へずっと続いていること。昔は間口の広さに応じて税がかかったので、所有者は横ではなく奥へ深く建てたのです。

📍場所: ならまち中心部
🎟️料金: 無料(地元の自治体が運営)
🏠見どころ: 商家の構造がわかる、狭く深い間口
💡ヒント: すぐ近くにある築100年(1917年築)の「にぎわいの家」とセットでどうぞ。こちらも無料で見学できます。
奈良 旅行ガイド →
奈良の猿沢池のそばにそびえる興福寺の五重塔 🌊 町の北の端3
猿沢池+興福寺の五重塔
Sarusawa Pond · Kofukuji

駅から南へ歩いてならまちへ向かうと、ちょうど途中で猿沢池を通ります。749年に掘られた池で、周囲はおよそ360メートル、まわりは柳に囲まれています。水面に映る興福寺の五重塔は、室町時代から愛でられてきた古典的な「南都八景」のひとつ。路地に入る前に立ち止まって写真を撮るのにいちばんのスポットです。

📍場所: 興福寺とならまち北口の間
🎟️料金: 無料(池のまわりを歩くだけ)
🏯見どころ: 水面に映る五重塔 · 池を囲む柳
💡ヒント: 正直に言うと、五重塔は2023年から大規模な修理中(120年ぶりの大修理で、2031年ごろまでの見込み)。今は覆われていて、おなじみの完全な姿は映りません。出かける前に最新状況をご確認ください。
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⛩️ 🏛️ 世界遺産4
元興寺
Gangoji Temple

この一帯はかつて元興寺の境内でした。今では寺そのものは小ぢんまりしていますが、1998年から世界遺産に登録されています。人気なのは、日本における仏教のごく初期にまでさかのぼると言われる古い瓦と、町なかにある小さく静かな石庭。散策の締めくくりにぴったりの場所です。

📍場所: ならまち内 · 近鉄奈良駅から徒歩約15分
🕐時間: おおよそ9:00〜17:00(最終入場は16:30ごろ)
🎟️料金: 大人約¥500(特別展のときは約¥600に上がることも · 最新情報を確認)
💡ヒント: 「古都奈良の文化財」を構成する8つの世界遺産のひとつで、東大寺よりずっと静か。静かな場所が好きな人にはぴったりです。
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🍵 食べる&飲む5
古い家のカフェ+工芸の店
Cafes & Craft Shops

人々がならまちで午後をまるごと過ごす理由は、古い家のなかの店にあります。多くの町家が、ドリップコーヒーのカフェ、お茶の喫茶、和菓子屋、漆器の店、染め物の店、骨董屋に生まれ変わっています。石畳の路地を見下ろす木の窓辺でコーヒーをすする——それが「今日いちばん楽しかった休憩」だったと多くの人が口にします。

📍場所: ならまちの路地のあちこちに点在
🕐時間: 多くは遅めの11:00ごろ開店、夕方早めに閉店 · 月曜定休の店も多め
🍡名物: 和菓子、お茶、ドリップコーヒー、地元の工芸品
💡ヒント: 奈良で何を食べるか(柿の葉寿司 · 三輪そうめん · もち)を知りたいですか? 奈良のグルメガイドでまるごとご紹介しています。
奈良 グルメガイド →
ならまちの近く、紅葉と石灯籠に縁取られた奈良公園の小道 🦌 町のすぐ隣6
奈良公園+東大寺
Nara Park · Todai-ji

ならまちは奈良公園の南の端にぴったり接しているので、ふたつを1日で組み合わせるのがとても簡単。北へ数分歩けば、せんべいをあげられる野生の鹿が自由に歩きまわる広大な奈良公園、大仏のある東大寺、千の灯籠で知られる春日大社があります。定番のプランは、午前に奈良公園、午後はそのまま南へ下ってならまちへ、という流れです。

📍場所: ならまちのすぐ北、徒歩数分
🦌見どころ: 野生の鹿 · 東大寺(大仏) · 興福寺の五重塔
🎟️料金: 公園・鹿せんべいは無料 · 東大寺の大仏殿は別途拝観料
💡ヒント: 鹿にお辞儀をすると、鹿せんべいをあげる前にお辞儀を返してくれることがよくあります。地図やチケット、おやつはかばんの中へ——鹿は紙をかじるのが大好きです。
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行き方 — 最寄り駅

駅からならまちへの歩き方

うれしいことに、ならまちは奈良の主要駅2つのどちらからも歩いて行きやすく、ややこしい乗り換えもありません。さらに奈良自体が、京都や大阪からの日帰りにちょうどいい場所です。

ルート1
近鉄奈良駅から

いちばん近い駅です。近鉄奈良駅を出て、南へ猿沢池を通りながらならまちの路地へ、約10〜15分。途中で池に立ち止まって写真が撮れるので、いちばん簡単できれいな入り方です。

ルート2
JR奈良駅/循環バスから

JR奈良駅からは徒歩約20分。あまり歩きたくなければ、ならまちの南側を走る市内循環バス(1番・2番)に乗って、町の近くのバス停で降りる手もあります。

ルート3
京都・大阪から日帰り

奈良は、京都(近鉄/JRで約45分)や大阪(約40〜50分)から電車で気軽に日帰りできます。京都や大阪に泊まって、午前と午後だけ足を運び、奈良公園とならまちを組み合わせて、夕方には戻る人も多いです。

このエリアに泊まる

ならまち散策に便利な宿の選び方

奈良は小さな町で、中心部の宿の多くは奈良公園にもならまちにも徒歩10〜15分。近鉄奈良駅の近くに拠点を取れば、移動手段なしで1日中歩いてまわれます。

🛏️ 立地の選び方: すべて徒歩でまわりたいなら、まずは近鉄奈良駅まわり奈良公園・ならまちの端のエリアを狙いましょう。鹿がまだ落ち着いている早い時間に奈良公園へ出かけ、昼にいったん休憩して戻り、午後にならまちを散策するのがおすすめ。 · 日帰りの人混みがいなくなる早朝と夜の町を楽しむために、1泊する人もたくさんいます。 · 奈良の見どころ・グルメ・ホテルはすべて奈良の旅行ガイドでご紹介しています。
🚉
近鉄奈良駅のそば
いちばん便利な拠点。奈良公園にもならまちにも歩いて行け、京都・大阪へも電車ですぐ戻れます。
🌙
1泊する価値あり
ほとんどの人は日帰りで来て帰ります。泊まれば早朝と夜の町を楽しめて、ぐっと静かです。
💰
大阪と比べてみる
繁忙期は奈良の宿がすぐ満室になることも。料金が跳ね上がったら、大阪に泊まって電車で来る手も(約40〜50分)。
🏨 奈良のホテルを探す(Agoda)→
地図

ならまちの見どころを地図で一望

この町はコンパクトで、どのスポットも隣まで歩いて行ける距離です。ならまちの路地、格子の家、猿沢池、元興寺。猿沢池から南へ向かうルートを組めば、半日で全部まわれます。

町を歩くコツ

ならまち歩きがもっと楽しくなる6つのこと

🌅
朝がいちばん
午前中は路地が静かで光もきれい。多くの店は11:00ごろ開店し、夕方早めに閉まります。遅く来すぎると、シャッターが下りているのを見ることに。
📅
できれば月曜は避ける
多くのカフェや店、小さな資料館は月曜が定休です。お目当ての古民家や店があるなら、まず営業日を確認しましょう。
🦌
奈良公園とセットで
歩いて数分の距離です。いちばんお得なプランは、午前に奈良公園+東大寺、そのあとならまちに下りてコーヒー——全部1日で。
🆓
無料の古民家を制覇
格子の家とにぎわいの家はどちらも無料。¥1も使わずに、本物の町家の構造を見られます。
👟
歩きやすい靴で
路地は石畳で、古民家のなかには靴を脱いで上がる家もあります。脱ぎ履きしやすい靴ときれいな靴下があると、とても助かります。
📶
道案内にeSIMをオンに
細い路地は入り組んでいて迷いやすいので、データ通信をオンにしておいて、Googleマップでお目当てのカフェや古民家を探しましょう。
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よくある質問

ならまちについてのよくある質問

ならまちって何ですか?奈良のどこにありますか?
ならまちは、奈良の中心部のすぐ南に広がる古い商家の町です。15世紀ごろ、かつて元興寺の境内だった土地に発展した町で、江戸時代の木造町家(間口が狭く奥行きの深い商家)がずらりと並び、今ではそれらがカフェや工芸の店、骨董屋、小さな資料館になっています。鹿がいる広々とした奈良公園とはまったく違う、静かでのんびり歩ける一帯です。
駅からならまちへはどう歩けばいいですか?
ならまちは近鉄奈良駅から南へ歩いて約10〜15分。路地に入る手前で猿沢池を通ります。JR奈良駅からは徒歩約20分、または町の南側を走る市内循環バス(1番・2番)に乗る手もあります。一帯は半日あれば歩いてまわれます。
格子の家(町家)は無料で見学できますか?
はい、無料です。 ならまち格子の家は、伝統的な奈良の商家の様式で再現された町家で、地元の自治体が運営し、誰でも無料で入れます。なかに入ると、間口は狭いのに奥行きがとても深いのが印象的(昔は間口の広さに応じて税がかかったので、所有者は奥へ深く建てたのです)。近くにはもう一軒、無料で入れるにぎわいの家があり、こちらは築100年(1917年築)の家で、小さな庭も散策できます。
元興寺の拝観時間と料金は?
元興寺は1998年から世界遺産に登録されています。拝観時間はおおよそ9:00〜17:00(最終入場は16:30ごろ)、大人の拝観料はおよそ¥500です(秋の紅葉の特別展などのときは¥600ほどに上がることがあります)。近鉄奈良駅からは徒歩約15分。料金や時間は変わることがあるので、出かける前に必ず最新情報を確認してください。
猿沢池に映る五重塔の写真は撮れますか?
猿沢池は749年に掘られた池で、周囲はおよそ360メートル、柳の木に囲まれています。水面に映る興福寺の五重塔は、古典的な「南都八景」のひとつに数えられる眺めです。ただ正直にお伝えすると、2023年からこの五重塔は大規模な修理のため覆われています——120年ぶりの大修理で、2031年ごろまでかかる見込み。そのため今は水面に映る完全な姿は見られません。出かける前に最新の修理状況を確認してください。
ならまちと奈良公園を1日でまわれますか?
楽にまわれますし、おすすめです。ならまちは奈良公園のすぐ南にあり、歩いて行ける距離です。人気のプランは、午前中に奈良公園で鹿にせんべいをあげて東大寺や興福寺の五重塔を見て、午後に南へ歩いてならまちに入るというもの。古い家のカフェや町家を楽しめます。奈良公園の見どころは、奈良の観光ガイドでまるごとご紹介しています。
奈良を歩く準備はOK?

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奈良の旅行ガイドを開いて、奈良公園、鹿、東大寺、そしてならまちの古い町を全部1日で計画しましょう。あるいはまず、移動手段なしで1日中歩けるよう、奈良中心部の拠点を探すところから始めるのもおすすめです。

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