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🏔 出発前に · 高山 2026

高山の旅行ガイド:
時間がゆっくり流れる町

古い木造の小路、築300年の酒蔵、清らかな川のそばに立つ朝市——高山は、しっかり準備してきた旅人をちゃんと喜ばせてくれます。特急ひだを降りる前に知っておきたいことを、ここに全部まとめました。

行き方

行き方はいろいろ — あなたに合うルートは?

高山は、日本アルプスの奥深く、岐阜県の盆地にあります。町に空港はなく、アクセスはJRの特急ひだと濃飛の高速バスが中心です。

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特急ひだ — 名古屋から(いちばんラク)
名古屋 → 高山 · 海外からの旅行者にいちばん多いルート

中部国際空港(セントレア/NGO)に降りたら、名古屋駅から特急ひだに乗り換えましょう。高山までは約2時間25分。指定席はおよそ¥5,610です。電車は日中1〜2時間に1本のペースで運行。JRパスもJRセントラルパスも全区間カバーしています。春と秋の祭りの週末は座席指定がすぐ埋まるので、少なくとも数週間前には予約しておきましょう。

約2時間25分 指定席 約¥5,610 JRパス利用可
こんな人におすすめ: 名古屋に降りる人、あるいは東京から新幹線でまず名古屋に出る人 · すでにJRパスを持っている人(実質タダ)
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濃飛バス — 大阪または名古屋から
大阪/名古屋 → 高山 · 安くて、山の景色も楽しめる

濃飛バスは大阪(梅田バスターミナル)から高山まで直通の高速バスを運行していて、所要時間は約4時間半〜5時間。運賃は出発時間によっておよそ¥4,500〜5,000です。飛騨の山々を縫うように走るので景色はきれいですが、その分時間はかかります。大阪(関空 KIX や伊丹 ITM)に降りる場合は、空港までの移動時間も加わるので、名古屋に降りるよりルートはかなり長くなります。バスには電源コンセントがあり、座席も快適です。

大阪から約4.5〜5時間 約¥4,500〜5,000 事前予約を
こんな人におすすめ: 大阪に降りてJRパスを使わない人 · 時間より費用を優先したい人
🏔
白川郷経由の濃飛バス — 金沢から
金沢 → 白川郷 → 高山 · いちばん景色のいいルート

濃飛バスは金沢駅から高山まで直通で運行していて、途中、ユネスコ世界遺産の白川郷を通ります。所要時間は全部で約2時間30分〜3時間、運賃はおよそ¥4,200です。金沢と高山を1回の旅でまわるなら、このルートなら追加料金なしで自然と白川郷に立ち寄れます。観光シーズンは1〜2時間に1本の運行。繁忙期は早めに予約しておきましょう。

金沢から約2.5〜3時間 約¥4,200 白川郷経由
こんな人におすすめ: 金沢+白川郷+高山の旅程を組む人 · 高山・北陸エリアフリーきっぷならこのバスもカバー
🗼
東京から — 新幹線で名古屋へ、そこから特急ひだ
東京 → 名古屋(新幹線)→ 高山(特急ひだ)· 直通便なし

高山まで行く新幹線はありません。東京からの最短ルートは、のぞみで名古屋まで(約1時間40分)行き、そこで特急ひだに乗り換える方法です。所要時間は全部で約4時間、パスなしだと運賃はおよそ¥15,000〜17,000。JRパスがあれば全部カバーされます。別の手として、新幹線で北の富山まで行き、特急ひだで南に下りてくるルートもありますが、その路線の運行状況は事前に確認を——2026年初めに、高山〜富山区間の一部が橋の補修工事で運休になっていました。

合計約4時間 約¥15,000〜17,000 JRパスで全区間カバー
こんな人におすすめ: 東京〜高山〜大阪をまわる長めの旅で、JRパスを持っている人
高山・北陸エリア観光フリーきっぷ(5日間 ¥19,800): 名古屋・高山・富山の間のJRの電車に加え、高山・白川郷・金沢・富山を結ぶ濃飛バスが乗り放題。中部〜北陸の区間をまるごとまわるルートなら、コスパは抜群です。主要なJRの窓口、または出発前にオンラインで購入できます。
高山・宮川にかかる赤い中橋。対岸には伝統的な木造の町家が並ぶ
中橋 — 高山でいちばん写真に撮られるランドマーク。駅から歩いて10分とかかりません。
市内の移動

さるぼぼバスと 町なかの移動

古い町並みと朝市は歩いてまわれます — 飛騨の里はバスか自転車が必要

多くの旅行者が意外に思うのが、三町筋、2つの朝市、高山陣屋、桜山八幡宮が、どれも互いに歩いてすぐの距離にあること。駅から陣屋前朝市までは徒歩で約10分です。ただ飛騨の里は、南西におよそ4kmほど離れているので、行くにはバスかタクシー、自転車が必要になります。

さるぼぼバス(観光周遊バス)

高山名物の布製の猿のお守り「さるぼぼ」から名前をとった、明るい赤色のミニバス。駅から飛騨の里まで30分おきに運行しています。運賃は1回¥100で、日本でもトップクラスにお得なバスのひとつ。まちなみバスと組み合わせれば、1日乗り放題券がたったの¥500です。

運賃: 1回¥100 · 1日券: ¥500(全市内路線) · 運行間隔: 30分おき
まちなみバス(古い町並み周遊)

東側の古い町並みエリアを走り、駅と三町筋、陣屋、八幡宮を結びます。運賃は1回¥100。¥500の1日券はこの路線もカバー。午後の日差しのなか、歴史ある通りを歩くのがちょっと長く感じるときに便利です。

主な停留所: 駅 → 三町 → 陣屋 → 八幡宮 · さるぼぼバスとの共通1日券: ¥500
レンタサイクル

自由に動きたい旅行者に人気の選択肢。レンタルショップは駅の出口あたりに集まっています。普通の自転車は1日¥700〜1,000、坂がちょっと不安なら電動自転車が¥1,500〜2,000です。町は自転車で走るのにちょうどいいくらい平坦で、飛騨の里まで中心部から15〜20分ほどの快適なサイクリングで行けます。

料金: 普通車 1日¥700〜1,000 · 電動 1日¥1,500〜2,000 · 場所: 駅近くに複数のお店
徒歩とタクシー

古い町並み、2つの朝市、陣屋は、どれも互いに、そして駅からも徒歩20分圏内。グループや雨の日のために、駅前にはタクシーが並んでいます。初乗りは¥670です。ツアー客が帰ったあと、夕暮れの三町筋を歩くのは、高山が用意してくれる最高の「無料体験」のひとつですよ。

駅からの徒歩時間: 陣屋前朝市 約10分 · 三町筋 約12分 · 宮川朝市 約8分
ワンポイント: ¥500の1日バス券(さるぼぼ+まちなみ+高根郷の各路線)は、古い町並みの散策と同じ日に飛騨の里へ行く計画を立てた瞬間に、もう元が取れます。最初のバスに乗るときに車内で、または駅を出てすぐの観光案内所で購入できます。
高山・三町筋の古い町並み。江戸時代の黒い木造の商家が並び、朝の光のなか旅行者が歩いている
三町筋 — 江戸時代の商家の町並みが保存された3本の通り。駅から歩いて約12分です。
マナーと実用的なヒント

高山を歩く前に知っておきたいこと

どれも難しいことではありません — でも前もって知っておくと、旅がぐっとスムーズになります

鉄道運行のお知らせ: 高山〜富山間の高山本線の一部区間が、2026年初めに橋の補修工事で運休になっていました。出発前にJR東海のウェブサイトで最新の状況を確認しましょう。運休中は濃飛バスが代替輸送を運行します。
高山・三町筋の酒蔵の入り口に吊るされた茶色い杉玉。新酒ができたことを知らせる昔ながらの目印
杉玉 — 緑色のときは新酒が搾られたばかりの合図、茶色は熟成したことを意味します。三町筋には6軒の酒蔵があり、どこも無料で試飲できます。
ベストシーズン

高山は、季節ごとに 違う表情 を見せる

どの季節にもそれぞれの個性があります — 体験したいものに合わせて選んでください

春(3月中旬〜5月)— いちばん人気

高山の桜は東京や京都より3〜4週間遅れて咲き、たいてい4月の中旬から下旬にかけて見ごろを迎えます。そのタイミングは山王祭(4月14〜15日)とぴったり重なることが多く、金色の屋台、桜の花びら、古い町並みがそろい踏み。気温は8〜18℃ほど。混雑するし値段も上がりますが、前もって計画すれば訪れる価値は十分あります。

夏(6月〜8月)

標高が高いわりに思ったより暖かく、日中は28〜33℃ほど。アルプスの緑が濃く、新穂高ロープウェイから望む山々の眺めは見事です。6月は梅雨の時期で雨が降ることも。春や秋より人が少なく、宿の料金もぐっと下がります。

秋(10月〜11月)— いちばん美しい

10月中旬から、周りの山々が赤やオレンジ、金色に燃えるように色づきます。八幡祭(10月9〜10日)では、初秋の彩りを背景に、漆塗りの屋台の行列がもうひとつの見どころに。日中の気温は10〜20℃、朝晩は冷え込みます。重ね着で対策を。宿は春と同じくらいの速さで埋まります。

冬(12月〜2月)— いちばん静か

三町筋の茅葺き屋根に雪が積もり、古い町並みのすべての輪郭をやわらかく包みます。観光客の数はいちばん少なく、料金にもそれが表れて、雰囲気は本当に穏やか。気温は-5〜5℃まで下がるので、暖かいコート、手袋、滑りにくい靴は必須です。日本でもとくに絵になる冬の旅先のひとつですよ。

ゴールデンウィーク(4月29日〜5月5日)は避ける: 日本の連休には、高山にも国内の観光客が大勢押し寄せます。宿の料金は跳ね上がり、どの行列も長くなります。どうしてもこの時期に旅するなら、予約開始と同時に押さえて、毎日早めに行動しましょう。
高山祭で高山の古い通りを練り歩く、金色に装飾された豪華な屋台。両側から大勢の人が見守っている
高山祭の屋台 — 金色に飾られ、精巧に作られたこの屋台は、何世紀も見守ってきた通りを、年に2回練り歩きます
1日の予算

高山は 実際いくらかかる の?

計画用のおおよその金額です — 自分の旅のスタイルに合わせて調整してください

項目 節約 標準 ゆったり
宿泊(1人あたり/1泊) ¥3,500〜5,500(ホステル/ゲストハウス) ¥8,000〜15,000(中級の旅館) ¥18,000〜(食事付きの旅館)
食事(3食) ¥1,500〜2,500(地元の店+朝市) ¥3,500〜6,000(席に座って食べるレストラン) ¥8,000〜(飛騨牛や会席ディナー)
観光 ¥400〜800(高山陣屋は無料) ¥1,500〜3,000(陣屋+飛騨の里) ¥4,000〜(複数のスポット+新穂高)
市内の交通 ¥0〜300(徒歩) ¥500(1日バス券) ¥1,000〜2,000(自転車やタクシー)
買い物/おやつ ¥500〜1,000 ¥1,500〜3,000 ¥5,000〜(おみやげの飛騨牛)
1日の合計(目安) 約¥8,000〜12,000 約¥16,000〜25,000 ¥35,000〜
かんたんな節約のコツ: 毎朝、陣屋前朝市でみたらし団子(¥200〜300)と緑茶からスタート。三町筋の6軒の酒蔵での試飲は無料。高山陣屋(歴史ある役所の建物)は入場無料です(国が管理しています)。飛騨の里は¥700。この4つを軸に1日の行程を組めば、複数の有料スポットにお金を払うのに比べて数千円は節約できます。
持ち物

必需品と 役立つ情報

季節ごとの服装

高山は標高573メートルにあり、日本の主要都市よりいつも涼しめです。冬はよく-5℃まで下がるので、しっかりしたコート、手袋、マフラーを。春と秋は朝晩がぐっと冷え込むので、吸汗速乾のインナーに防風のミドルレイヤーを合わせれば、ほとんどの日に対応できます。夏は暖かい(28〜33℃)ですが、うだるような暑さではありません。

冬の必需品: 厚手のコート、手袋、マフラー、滑りにくい靴底 · 春/秋: 重ね着+ウインドブレーカー
履き物

高山はとにかくよく歩きます。三町筋には古い石畳の道もあり、濡れたり凍ったりすると滑りやすいです。脱ぎ履きしやすくて歩きやすい、底の平らな靴が理想的——寺院や一部の飲食店、旅館で何度も脱ぐことになります。ハイヒールや紐つきのドレスシューズは、1日を無駄に大変にしてしまいますよ。

避けたい: ハイヒール、紐の複雑なブーツ · おすすめ: 底の低いスニーカーや、ゴム底の脱ぎ履きしやすい靴
現金と支払い

三町筋の大きめのお店やレストランは、たいていクレジットカードが使えます。ただ2つの朝市、屋台、一部の酒蔵は今でも現金のみ。1日あたり¥10,000〜15,000を余裕分として持っておきましょう。町なかのセブン-イレブンやゆうちょ銀行のATMは、海外発行のカードもしっかり使えます。

通貨: 円(¥) · おすすめの現金: 1日¥10,000〜15,000 · ATM: 町なかのセブン-イレブンとゆうちょ銀行
SIM・eSIM・ナビ

高山の中心部は4G/5Gの電波がしっかり入ります。新穂高ロープウェイ付近の標高が高い場所では、電波が弱まることも。出発前に日本用のeSIMを設定しておくのがいちばん手軽です。日本での移動にはGoogleマップが優秀。Navitimeは地元のバスの時刻表に強く、Google翻訳のカメラモードは、日本語だけで書かれたメニューや看板に本当に役立ちます。

おすすめアプリ: Googleマップ · Navitime · Google翻訳 · Airalo eSIM
旅館に泊まるなら: ほとんどの旅館では滞在中、浴衣(軽い木綿の着物)を用意してくれます——チェックインから夕食まで、ずっと着て過ごすことになるでしょう。冬は、浴衣の上に羽織る綿入りの丹前を出してくれるところが多いです。荷物は軽めに:旅館での滞在は、思っているより少ない荷物で足ります。夕食と朝食付き(標準的な「2食」プラン)なら、その分をその日の食費に織り込んでおきましょう。
高山の野外博物館「飛騨の里」。森に囲まれた丘に、急勾配の屋根の合掌造りの民家が並ぶ
飛騨の里 — 飛騨地方の各地から移築された、合掌造りの茅葺き民家の野外博物館
よくある質問

FAQ — 高山を訪れる前に

名古屋から高山へはどうやって行きますか?
いちばん直通に近いルートは、名古屋駅から出る特急ひだです。所要時間は約2時間25分、指定席はおよそ¥5,610。JRパスもJRセントラルパスも全区間カバーしています。電車は日中1〜2時間に1本の運行。祭りの時期(4月14〜15日、10月9〜10日)は座席指定がすぐ埋まるので、JR東海のウェブサイトか最寄りのJRの窓口で、数週間前に予約しておきましょう。
高山・北陸エリア観光フリーきっぷは買う価値がありますか?
名古屋 → 高山 → 白川郷 → 金沢 → 富山のルートをまわる旅程なら、このきっぷは買う価値があります。5日間¥19,800で、その区間の主要なポイントを結ぶJRの電車と濃飛バスがすべてカバーされます。各区間を個別にきっぷで買うと、かなり高くつきます。名古屋〜高山を往復するだけなら、個別のきっぷのほうが安いです。主要なJRの駅、または日本での旅行前にオンラインで購入できます。
高山のさるぼぼバスはいくらですか?
さるぼぼバスは1回¥100で、高山駅から30分おきに、飛騨の里や町の西側の見どころに向けて出発します。1日にバスを5回以上使うなら、¥500の1日乗り放題券(まちなみバスを含む全市内路線が対象)のほうがお得です。バス車内、または駅前の観光案内所で買えます。
高山を訪れるベストシーズンはいつですか?
高山がいちばん見ごたえあるのは年に2回。桜が山王祭(4月14〜15日)と重なる4月中旬と、紅葉が八幡祭(10月9〜10日)と一緒に楽しめる10月上旬です。どちらの時期も宿は数か月前から満室になります。同じ美しさをずっと少ない人混みで味わいたいなら、冬(12〜2月)が格別——古い木造の町並みに雪が積もり、どこにも行列がありません。くわしくは高山シティガイドをご覧ください。
高山のお店ではクレジットカードが使えますか、それとも現金のみですか?
三町筋にある大きめのお店やレストランは、たいていVisaやMastercardが使えます。ただし、2つの朝市、屋台、一部の酒蔵は今でも現金のみです。1日あたり¥10,000〜15,000ほど持っておくと安心。高山のセブン-イレブンやゆうちょ銀行のATMは、海外発行のカードも問題なくしっかり使えます。