古い木造の小路、築300年の酒蔵、清らかな川のそばに立つ朝市——高山は、しっかり準備してきた旅人をちゃんと喜ばせてくれます。特急ひだを降りる前に知っておきたいことを、ここに全部まとめました。
高山は、日本アルプスの奥深く、岐阜県の盆地にあります。町に空港はなく、アクセスはJRの特急ひだと濃飛の高速バスが中心です。
古い町並みと朝市は歩いてまわれます — 飛騨の里はバスか自転車が必要
多くの旅行者が意外に思うのが、三町筋、2つの朝市、高山陣屋、桜山八幡宮が、どれも互いに歩いてすぐの距離にあること。駅から陣屋前朝市までは徒歩で約10分です。ただ飛騨の里は、南西におよそ4kmほど離れているので、行くにはバスかタクシー、自転車が必要になります。
高山名物の布製の猿のお守り「さるぼぼ」から名前をとった、明るい赤色のミニバス。駅から飛騨の里まで30分おきに運行しています。運賃は1回¥100で、日本でもトップクラスにお得なバスのひとつ。まちなみバスと組み合わせれば、1日乗り放題券がたったの¥500です。
東側の古い町並みエリアを走り、駅と三町筋、陣屋、八幡宮を結びます。運賃は1回¥100。¥500の1日券はこの路線もカバー。午後の日差しのなか、歴史ある通りを歩くのがちょっと長く感じるときに便利です。
自由に動きたい旅行者に人気の選択肢。レンタルショップは駅の出口あたりに集まっています。普通の自転車は1日¥700〜1,000、坂がちょっと不安なら電動自転車が¥1,500〜2,000です。町は自転車で走るのにちょうどいいくらい平坦で、飛騨の里まで中心部から15〜20分ほどの快適なサイクリングで行けます。
古い町並み、2つの朝市、陣屋は、どれも互いに、そして駅からも徒歩20分圏内。グループや雨の日のために、駅前にはタクシーが並んでいます。初乗りは¥670です。ツアー客が帰ったあと、夕暮れの三町筋を歩くのは、高山が用意してくれる最高の「無料体験」のひとつですよ。
どれも難しいことではありません — でも前もって知っておくと、旅がぐっとスムーズになります
どの季節にもそれぞれの個性があります — 体験したいものに合わせて選んでください
高山の桜は東京や京都より3〜4週間遅れて咲き、たいてい4月の中旬から下旬にかけて見ごろを迎えます。そのタイミングは山王祭(4月14〜15日)とぴったり重なることが多く、金色の屋台、桜の花びら、古い町並みがそろい踏み。気温は8〜18℃ほど。混雑するし値段も上がりますが、前もって計画すれば訪れる価値は十分あります。
標高が高いわりに思ったより暖かく、日中は28〜33℃ほど。アルプスの緑が濃く、新穂高ロープウェイから望む山々の眺めは見事です。6月は梅雨の時期で雨が降ることも。春や秋より人が少なく、宿の料金もぐっと下がります。
10月中旬から、周りの山々が赤やオレンジ、金色に燃えるように色づきます。八幡祭(10月9〜10日)では、初秋の彩りを背景に、漆塗りの屋台の行列がもうひとつの見どころに。日中の気温は10〜20℃、朝晩は冷え込みます。重ね着で対策を。宿は春と同じくらいの速さで埋まります。
三町筋の茅葺き屋根に雪が積もり、古い町並みのすべての輪郭をやわらかく包みます。観光客の数はいちばん少なく、料金にもそれが表れて、雰囲気は本当に穏やか。気温は-5〜5℃まで下がるので、暖かいコート、手袋、滑りにくい靴は必須です。日本でもとくに絵になる冬の旅先のひとつですよ。
計画用のおおよその金額です — 自分の旅のスタイルに合わせて調整してください
| 項目 | 節約 | 標準 | ゆったり |
|---|---|---|---|
| 宿泊(1人あたり/1泊) | ¥3,500〜5,500(ホステル/ゲストハウス) | ¥8,000〜15,000(中級の旅館) | ¥18,000〜(食事付きの旅館) |
| 食事(3食) | ¥1,500〜2,500(地元の店+朝市) | ¥3,500〜6,000(席に座って食べるレストラン) | ¥8,000〜(飛騨牛や会席ディナー) |
| 観光 | ¥400〜800(高山陣屋は無料) | ¥1,500〜3,000(陣屋+飛騨の里) | ¥4,000〜(複数のスポット+新穂高) |
| 市内の交通 | ¥0〜300(徒歩) | ¥500(1日バス券) | ¥1,000〜2,000(自転車やタクシー) |
| 買い物/おやつ | ¥500〜1,000 | ¥1,500〜3,000 | ¥5,000〜(おみやげの飛騨牛) |
| 1日の合計(目安) | 約¥8,000〜12,000 | 約¥16,000〜25,000 | ¥35,000〜 |
高山は標高573メートルにあり、日本の主要都市よりいつも涼しめです。冬はよく-5℃まで下がるので、しっかりしたコート、手袋、マフラーを。春と秋は朝晩がぐっと冷え込むので、吸汗速乾のインナーに防風のミドルレイヤーを合わせれば、ほとんどの日に対応できます。夏は暖かい(28〜33℃)ですが、うだるような暑さではありません。
高山はとにかくよく歩きます。三町筋には古い石畳の道もあり、濡れたり凍ったりすると滑りやすいです。脱ぎ履きしやすくて歩きやすい、底の平らな靴が理想的——寺院や一部の飲食店、旅館で何度も脱ぐことになります。ハイヒールや紐つきのドレスシューズは、1日を無駄に大変にしてしまいますよ。
三町筋の大きめのお店やレストランは、たいていクレジットカードが使えます。ただ2つの朝市、屋台、一部の酒蔵は今でも現金のみ。1日あたり¥10,000〜15,000を余裕分として持っておきましょう。町なかのセブン-イレブンやゆうちょ銀行のATMは、海外発行のカードもしっかり使えます。
高山の中心部は4G/5Gの電波がしっかり入ります。新穂高ロープウェイ付近の標高が高い場所では、電波が弱まることも。出発前に日本用のeSIMを設定しておくのがいちばん手軽です。日本での移動にはGoogleマップが優秀。Navitimeは地元のバスの時刻表に強く、Google翻訳のカメラモードは、日本語だけで書かれたメニューや看板に本当に役立ちます。