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⛩ 出発前に · 鎌倉 2026

鎌倉の旅の準備ガイド
ガイドブックに載っていないルールまで

大きな青銅の大仏、今も修行が続く禅寺、線路にこぼれるように咲く紫陽花 — 鎌倉はシンプルに見えますが、出発前に知っておく価値のある細かなポイントがいくつもあります。電車に乗り込んだ瞬間から東京に戻ってくるまで、一日をまるごとスムーズに過ごすために。

アクセス

東京・羽田・成田から — 行き方はひとつじゃない

鎌倉は東京からわずか50km、1時間かからない距離です。でも路線や料金には意外と差があるので、出かける前に正しいルートを選んでおくと得をします。

🚄
東京駅から — JR横須賀線
東京駅 → 鎌倉 · 直通、乗り換えなし

いちばん簡単な直通ルートです。東京駅でJR横須賀線に乗れば、乗り換えなしで鎌倉駅までまっすぐ — 約57分・1,040円。ジャパンレールパスが使え、本数も多く、座席指定も必要ありません。ただし祝日や桜のシーズンは、ホームで少し余裕をもって動くのがおすすめです。

約57分 ¥1,040 JRパス利用可
こんな人に: 丸の内・有楽町・東京中心部に泊まっている人 · すでにJRパスを持っている人(その場合、追加料金はゼロです)。
🚃
新宿・渋谷から — JR湘南新宿ライン
新宿 / 渋谷 → 鎌倉 · 直通、乗り換えなし

新宿・渋谷・池袋あたりに泊まっているなら、逗子行きのJR湘南新宿ラインに乗れば、乗り換えなしで鎌倉まで行けます — 新宿から約57分・1,040円で、東京駅からと同じ料金です。ここでもJRパスが使えます。注意したいのは、必ず逗子行きの列車に乗ること。湘南新宿ラインの他の列車だと、大船で乗り換えが必要になることがあります。

約52〜57分 ¥1,040 JRパス利用可
こんな人に: 新宿・渋谷・池袋側に泊まっている人 · 鎌倉と同じ日に江の島にも立ち寄りたい人。
🏙️
横浜から — JR横須賀線
横浜 → 鎌倉 · 短い乗車、横浜も予定に入れているなら最適

横浜は東京と鎌倉のあいだにあるので、両方を一度の旅でまわるなら、先に鎌倉へ行って、あとから横浜に戻るのが自然な流れです。横浜駅からはJR横須賀線で鎌倉まで約25分・330円。JRパスが使えます。

約25分 ¥330 JRパス利用可
羽田空港(HND)から — 横浜経由
羽田 → 横浜 → 鎌倉 · 乗り換え1回

羽田からは京急線で横浜駅までまっすぐ(約30分・370円)、そこからJR横須賀線に乗り換えて鎌倉へ(約25分・330円)。乗り換え1回で、ドアからドアまでおよそ80分・合計700円ほどです。聞くよりずっとシンプルですよ。

合計約80分 合計約¥700 横浜で1回乗り換え
ヒント: 羽田に着いて鎌倉が最初の目的地なら、荷物は空港か横浜駅のコインロッカーに預けて、帰りに受け取るのがおすすめ。お寺をまわるあいだ荷物を引きずるよりずっと楽です。
🛬
成田空港(NRT)から — 成田エクスプレス+乗り換え
成田 → 大船 → 鎌倉 · いちばん長い道のり

成田からは大船方面行きのJR成田エクスプレス(N'EX)に乗り — 約1時間40分 — 大船でJR横須賀線に乗り換え、最後の10分で鎌倉へ。合計でおよそ1時間50分・4,780円ほどになります。N'EXもジャパンレールパスの対象なので、かなりお得です — とくにJR東京ワイドパスやJR関東エリアパスを持っているならなおさら。

約1時間50分 約¥4,780 N'EXもJRパス利用可
ヒント: 成田に着いてホテルが東京なら、まずチェックインして荷物を置き、鎌倉は翌日の日帰りにまわすのがおすすめ。空港から直行するよりずっと快適です。
青空の下、鎌倉の住宅街と海岸沿いを走り抜ける小さな江ノ電
江ノ電 — 鎌倉で愛される小さな電車。海沿いをすぐそばで走り、住民の家の玄関先をかすめていきます。
鎌倉での移動

江ノ電の乗車券、バス、それとも徒歩 — プランに合わせて

鎌倉は広くはないものの、見どころはいくつかのエリアに散らばっています。一日のプランを立てる前に、どう移動するかを考えておきましょう。

正直なところを言うと、鎌倉の多くは歩いてまわれますが、主な見どころは駅の両側に分かれています。東口を出れば、鶴岡八幡宮や小町通りまでまっすぐ歩いていけます。西側と海沿い — 長谷寺、高徳院(大仏)、江の島 — は江ノ電かバスが必要です。

江ノ電一日乗車券 — 「のりおりくん」

鎌倉の海沿いを走る小さな電車・江ノ電が、まる一日乗り放題。鎌倉駅から長谷・江の島・稲村ヶ崎を通って藤沢までずっと走っています。一日3回以上乗るなら元が取れます。

料金: ¥800(大人)/ ¥400(子ども) · 購入場所: 鎌倉駅または藤沢駅、現金またはカードのみ
江の島・鎌倉フリーパス(小田急)

新宿から行くなら、このパスは新宿〜藤沢間の小田急往復運賃と江ノ電乗り放題がセットで1,640円 — 別々に切符を買うよりお得です。小田急線の新宿駅で購入できます。

料金: ¥1,640(新宿往復+江ノ電乗り放題) · こんな人に: 新宿 / 小田急線沿線に泊まっている人
江ノ電バス / 京急バス

江ノ電が届かない場所、たとえば北鎌倉駅に近い北部のお寺(円覚寺、建長寺)などをカバーします。運賃は1回180〜250円で、SuicaやPasmoも問題なく使えます。

運賃: 1回 ¥180〜250 · 地図: Googleマップは鎌倉のバスにとても強いです
徒歩とサイクリング

鶴岡八幡宮、小町通り、大仏ハイキングコースのあたりは歩いてまわるのに快適です。鎌倉駅前ではレンタサイクルが一日1,000〜1,500円ほどで借りられ、バスがあまり通らない静かな裏道や路地をめぐるのに便利です。

レンタサイクル: 鎌倉駅前、一日約 ¥1,000〜1,500 · 注意: 自転車で入れないお寺の参道もあります
プランのヒント: 多くの人は、まず北部のお寺(北鎌倉 — 円覚寺、建長寺)から始めて、南の長谷寺や大仏へと下っていきます。北部のお寺は北鎌倉駅のすぐそばにあり、江ノ電に乗る必要がまったくないからです。いちばん効率のいい歩き方の順番は、鎌倉ガイドでご紹介しています。
緑の庭園に囲まれた、鎌倉中心部の鶴岡八幡宮へと続く赤い石段
鶴岡八幡宮 — 鎌倉を代表する神社。駅の東口からまっすぐ歩いて約10分です。
マナーと知っておきたいこと

お寺と神社でのルール — 門をくぐる前に

鎌倉には65を超えるお寺と神社があり、そのどれもが今も生きた修行とお参りの場であって、屋外の博物館ではありません。

急ぎ足でお寺に入り、おやつを片手に写真を撮って、5分もせずに帰っていく人を見かけたことがあるかもしれません。ここのお寺は、それよりずっと多くのものを与えてくれます。ゆっくり、敬意をもって歩けば、まったく違う何かを持ち帰れますよ。

禅の庭での撮影について: 報国寺は竹林で知られていて、その雰囲気はとても静かです。ほかの人が穏やかに過ごせるよう、お寺は静かにゆっくり動くようお願いしています。撮影は許可されていますが、シャッター音は消して、その静けさを大切にしてください。
豊かな緑に縁取られた、鎌倉の禅寺・円覚寺の古い木造の門
円覚寺 — 1282年に創建され、今も僧侶が暮らす現役のお寺です。
ベストシーズン

鎌倉は一年を通して表情を変える

どの季節にも見逃したくない何かがあり、なかには本当に混み合う時期もあります。先に知っておくと、ずっといいプランが立てられますよ。

春(3〜5月)— 桜

桜は3月下旬から4月上旬にかけて、鶴岡八幡宮や一段高くなった段葛(だんかずら)の参道沿いで見頃を迎えます。古いお寺を背にしたピンクの花は、一度は見ておく価値のある光景です — ただし桜のシーズンは一年でいちばん混みます。午前9時前に駅に着くのを目標に。平日は週末よりずっと空いていることも覚えておきましょう。気温は10〜18°Cで、歩くのに心地よい陽気です。

梅雨から初夏(6月)— 紫陽花

6月は紫陽花(あじさい)が咲く月です。明月院は「あじさい寺」として有名で、深い青紫の株がおよそ2,500本。長谷寺には海の眺めも楽しめる、崖沿いの紫陽花の小道があります。難点は見頃の週末の混雑 — 明月院は午前10時を過ぎて着くと、待ち時間が60分を超えることもあります。午前9時前がおすすめです。

秋(10〜11月)— いちばんの狙い目

15〜22°Cの涼しく心地よい空気、お寺の庭で赤や金色に色づく木々、そして桜や紫陽花のシーズンよりずっと少ない人出。晴れた空のもと、長谷寺の崖からの海の眺めも開けます。きれいな紅葉、いい天気、ちょうどいい人出をいっぺんに楽しみたいなら、10月と11月は一年でもっともバランスのとれた時期です。

冬(12〜2月)— 静かで、海がくっきり

訪れる人がいちばん少なく、青空もとくに澄んでいます。大仏の向こうの海はくっきりと見え、日によっては七里ヶ浜や稲村ヶ崎のビーチから富士山が見えることも — 信じられないくらいの絶景です。気温は5〜12°Cなので暖かいコートが欲しくなりますが、行列もなく、お寺をゆっくり歩けます。

避けたい時期: 国内旅行がピークを迎えるゴールデンウィーク(4月29日〜5月5日)お盆(8月中旬)。小町通りは歩くのが大変なほど混み合い、東京からの電車も2〜3本見送らないと乗れないこともあります。どうしてもこの時期になるなら、東京を午前8時前に出発しましょう。
青空の下、広々とした海の眺めと遠くの山々が望める鎌倉の七里ヶ浜
七里ヶ浜 — 広々としたビーチ。よく晴れた冬の日には、背景に富士山が姿を見せます。
予算

鎌倉で一日あたりいくらかかる?

プランの目安となるおおよその金額です — 鎌倉は日帰りならほとんどお金はかかりません。一泊するなら、これに宿泊代が上乗せされます。

項目 節約 標準 ゆったり
東京からの往復電車 ¥2,080(往復)— どのレベルでも同じ · JRパスなら追加料金なし
お寺・神社の拝観(3〜5か所) ¥600〜1,000(鶴岡八幡宮など無料の場所を中心に) ¥1,500〜2,500(主要なお寺3〜4か所) ¥3,000〜(銭洗弁財天、報国寺フルで含む)
大仏(高徳院) ¥300(境内)+ ¥50(大仏の中)— どのレベルでも同じ
江ノ電 / バス ¥400〜600(片道切符) ¥800(のりおりくん一日乗車券) ¥800〜1,640(のりおりくん、または小田急のパス)
食事(2〜3食) ¥1,500〜2,000(路地の屋台 / 小町通り) ¥3,000〜5,000(海鮮 / 和食) ¥7,000〜(海辺の新鮮な海鮮)
おみやげ / 抹茶 ¥500〜1,000 ¥1,500〜3,000 ¥5,000〜
一日あたりのおおよその合計(宿泊代は含まず) 約 ¥5,000〜7,000 約 ¥9,000〜13,000 ¥18,000〜
節約のヒント: 鶴岡八幡宮は無料(本殿の境内) · 銭洗弁財天は拝観料なし · 長谷寺 ¥400 · 円覚寺 ¥500 · 建長寺 ¥500 · 報国寺 ¥300 + ¥500(抹茶のお茶席)。全部に入るのではなく、本当に行きたい場所だけにお金を使えば、体験を損なわずにぐっと節約できます。多くの場所は入口でカードが使えないので、必ず現金を持っていきましょう
出発前に

持ち物と、知っておきたいこと

靴と服装

ここでは脱ぎ履きしやすい靴がとても大事です。多くのお寺の建物では、入る前に靴を脱ぐ必要があるからです。ひもをほどく手間のある靴より、スリッポンやひものないスニーカーのほうが断然スムーズ。靴下も履いていきましょう — あの古い床は、とくに冬は冷えます。服装はきちんとめに。フォーマルでなくていいですが、お寺の中ではタンクトップやごく短いショートパンツは避けて。

トレイル: 大仏ハイキングコースなど、土や坂、木の根のある道もあります — ぺたんこのサンダルよりスニーカーがおすすめ。
現金と支払い

ほとんどのお寺や小さな飲食店は現金のみで、とくにお寺の拝観料はカードが使えません。海外発行のカードでいちばん確実に使えるATMは、セブンイレブンとゆうちょ銀行のものです。東京を出る前に引き出しておくのがいちばん安心です。

通貨: 円(¥) · 使えるATM: セブンイレブン、ゆうちょ · Suica/PasmoはJR・江ノ電・バスで使えます
eSIMとネット接続

Googleマップは日本での電車・バス・徒歩のルート検索にとても役立つので、電車の時刻を調べるためにモバイルデータが欲しくなります。多くの人にとっては、ポケットWi-Fiよりも持ち歩く機器が増えないeSIMのほうがおすすめ。出発前に、5〜7日で1,000〜2,000円ほどのものを買っておきましょう。

便利なアプリ: Googleマップ · NAVITIME(バスはこちらのほうが正確) · Google翻訳(カメラで日本語の標識を読み取れます)
御朱印帳

御朱印(ごしゅいん)— お寺や神社の方が墨で書いてくださる印 — を集めたいなら、小さな御朱印帳が1,000〜2,000円ほどで、鎌倉のほとんどのお寺で買えます。どのお寺にもそれぞれ独特のデザインがあり、冷蔵庫に貼るマグネットよりずっと心に残る記念になりますよ。

御朱印の料金: 1寺あたり ¥300〜500(御朱印帳は別) · 時間: その場で書いてくださり、約5〜10分
家族での旅行: 大仏、長谷寺、鶴岡八幡宮は子ども連れにぴったりです — 開けた境内、庭園があって、ややこしいところがありません。長谷寺には子どもが喜ぶ海を見渡す高台の展望台があり、敷地内には小さな宝物館もあります。そしてたくさん歩くなら、江ノ電そのものが子どもたちに大人気 — 小さな電車が家のすぐそばを走る様子は、まるで映画のワンシーンのようです。
光が差し込む、鎌倉・報国寺の背の高い竹が立ち並ぶ竹林
報国寺 — 多くの人が「竹の寺」と呼ぶお寺。拝観 ¥300、竹林での抹茶は別途 ¥500。
よくある質問

FAQ · 鎌倉へ行く前に

東京から鎌倉へは、どの電車に乗ればいいですか?
東京駅からはJR横須賀線でまっすぐ鎌倉まで、57分・1,040円です。新宿や渋谷からは、逗子行きのJR湘南新宿ラインも直通で、約52〜57分。JRパスはどちらの路線でも使え、座席指定も不要です — ただし連休や桜のシーズンは、早めにホームへ。江の島と組み合わせる電車のルートは、鎌倉ガイドでご紹介しています。
江ノ電の一日乗車券(のりおりくん)は買う価値がありますか?
江ノ電に一日3回以上乗るなら、買う価値があります。のりおりくんは800円、片道はおよそ200〜310円なので、長谷駅・江の島・帰りをまわる一日なら、楽に元が取れます。鎌倉駅か藤沢駅で購入を。新宿から来るなら、小田急の江の島・鎌倉フリーパス(1,640円)のほうがお得です。新宿からの往復運賃も含まれているからです。
鎌倉を訪れるのにいちばんいい時期はいつですか?
美しさとちょうどいい人出のバランスなら、秋(10〜11月)がいちばん — 涼しい空気、紅葉、澄んだ空。桜が見たいなら3月下旬〜4月上旬ですが、混雑は覚悟して。紫陽花が好きなら6月に — とくに週末は午前9時前に着くこと。冬(1〜2月)はいちばん静かで、日によっては水平線に富士山が姿を見せます。
鎌倉のお寺の中で写真を撮ってもいいですか?
庭園や開けた境内はたいてい大丈夫ですが、本堂や展示室には撮影禁止の掲示があることが多いです。建長寺や円覚寺といったお寺には、礼儀としてスマホの使用を控えたい禅のエリアがあります。報国寺では竹林を撮影できますが、シャッター音は消して、声も落としてください。ルールはシンプルです。毎回、入口の掲示を確認して、それに従いましょう。
成田空港や羽田空港から鎌倉へ直接行けますか?
乗り換え1回で行けます。羽田(HND)からは、京急線で横浜まで行き、JR横須賀線で鎌倉へ — 約80分・およそ700円。成田(NRT)からは、JR成田エクスプレスで大船まで行き、JR横須賀線で鎌倉へ — 約1時間50分・およそ4,780円(N'EXもJRパスの対象です)。成田に着いてホテルが東京なら、まずチェックインして、鎌倉は翌日の日帰りにまわすのがおすすめです。