日本三名園のひとつから外に出て、橋を渡れば武士の時代のお城へ。さらに現代美術館の中では、目をだますあのスイミング・プールと対面——しかもそれが全部、歩いて回れるひとつのエリアにあるんです。ここが金沢の中心。半日もあればぐるっと楽しめますよ。
正直に言いますね。金沢に半日しかなくても、このエリアに来ればそれだけで十分元が取れます。だって、街のいちばんいいところが歩いて回れる範囲にぎゅっと詰まっているんですから。日本三名園のひとつに数えられる兼六園、将軍に次ぐ富を誇った加賀藩を治めた前田家の居城で白い石垣が美しい金沢城、そして世界中で知られる目をだますスイミング・プールがある金沢21世紀美術館。どれも数百メートルしか離れていません。
このページでは、みんなが実際に歩く順番でご案内します。まず庭園からスタートして、橋を渡ってお城へ。なんだか西洋風に見える門が印象的な尾山神社に立ち寄って、まだ足に余裕があれば、金色の土塀が続く長町武家屋敷跡まで足を延ばしましょう。入園料や開園時間、駅からどのバスに乗ればいいかまで、ぜんぶお伝えします。
このエリアは金沢駅から2.5kmほど。東口(兼六園口)からバスに乗りましょう。15〜20分ほどで、同じバス停で降りれば、あとは全部歩いて回れます。選べる路線は3つ。料金は2025年のもので、変わることもあります。
| バス路線 | 運賃 | 所要時間 | 下車バス停 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| 金沢周遊バス市内ループ(LL/RL) | ¥200ほど | 20分ほど | 兼六園・金沢城 | ぐるっと回って市内の見どころを何ヶ所も巡りたい人 |
| 北鉄バス路線バス | ¥220ほど | 15分ほど | 兼六園下 | いちばん直行 — 庭園までさっと歩いて行ける |
| JRバスJRパス利用可 | ¥210ほど | 15分ほど | 兼六園下 | JRパスがあれば無料 · 15分おきに出発 |
| 徒歩駅から | 無料 | 35〜40分ほど | — | 途中のお店をのぞきながら歩きたい人 |
歩きやすい順番に並べました。まず庭園からスタートして、お城へ渡り、美術館と神社へ下りて、最後は武家屋敷で締めくくり。どこも歩いて回れる距離なので、もう一度バスに乗る必要はありませんよ。
🌳 日本庭園1
このエリアと街の主役、日本三名園のひとつです。名前は「理想の庭園が備えるべき六つの要素を兼ね備えた庭」という意味(宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望)。霞ヶ池、二本足の徽軫灯籠(ことじとうろう)、冬に松へ円錐形にかけられる雪吊りは、ぜひ探してみてください。どの季節に来ても本当にきれいですよ。
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🏯 城2
兼六園から橋を渡れば5分で着きます。ここは、将軍に次ぐ富を誇った加賀藩を治めた前田家の居城でした。撮るべき1枚は、白黒の菱形模様の石垣と銀色の鉛瓦の屋根が美しい石川門。中には中央に池があって周遊路をめぐる玉泉院丸庭園があり、静かで混み合うこともありません。
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🏊 現代アート3
どの方向からでも入れる円形のガラス建築です。見どころはレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。上から見ると人が水中に立っているように見えますが、実際はガラス板の上に約10cmの水を張っただけで、その下は青い部屋になっていて中まで降りていけます。上からも下からも撮ると楽しいですよ。外周は無料、プールのある展覧会ゾーンは入場料がかかります。
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⛩️ 神社4
加賀藩の祖・前田利家をまつる神社です。いちばんの見どころは三層の神門。1875年に、オランダ人の設計者が地元の大工と造り上げた、西洋と中国の様式が混ざったものです。最上層にはステンドグラスがはめ込まれていて、かつては夜に船の目印として灯されていました。その珍しさから、日本の重要文化財に指定されています。
金沢ガイド →兼六園の一角にある邸宅で、1863年に加賀13代藩主・前田斉泰が母のために建てたものです。中には鮮やかな青の「群青の間」、繊細な加賀様式の花鳥画、西洋風のガラス(ギヤマン)など、とびきり精緻な仕事ぶりが残っています。入場料以上の価値がじゅうぶんあるのに、見過ごされがちな一角ですよ。
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🏘️ 武家屋敷6
香林坊から10分ほど歩くと、金色の土塀と石畳に囲まれた静かな小路に入ります。ここはかつて江戸時代の中級武士が暮らしていた場所で、お城では味わえない当時の風情が残っています。野村家は見学でき、自慢の小さな庭園もあります。このエリアをゆったり締めくくるのにぴったりですよ。
金沢の観光スポット →兼六園下のバス停で降りて、この順番でどうぞ。上から下へ、引き返すことなく、街へ戻る直前に武家屋敷で締めくくります。
朝の静かなうちに兼六園からスタート(開園前に着けば無料)。徽軫灯籠を眺めたら、すぐ隣の成巽閣に立ち寄ります。そこから橋を渡って金沢城へ行き、玉泉院丸庭園を散策。ぜんぶで2.5〜3時間ほどです。
金沢21世紀美術館へ下りて錯覚プールを見て(月曜休館をお忘れなく)、近くでランチ。そのあと尾山神社まで歩いてステンドグラスの門を見ましょう。合わせて2時間ほどです。
最後は長町へ。土塀の小路を歩いて、野村家の武家屋敷に立ち寄ります。1時間ほど。ここから香林坊まで歩いてバスで駅に戻ってもいいし、近江町市場まで足を延ばして軽く一口どうぞ。
このエリアはたくさん歩くので、お腹を満たせる場所がいっぱい。美術館のカフェから新鮮な市場まで揃っています。金沢は超新鮮な海の幸と金箔で知られる街。おすすめのお店の全リストはフードガイドでどうぞ。
庭園・お城・美術館・神社がどれだけ近いか、ひと目でわかります。どこもお互いに歩いて数分で、もう一度バスに乗る必要はありません。
金沢駅や香林坊エリアあたりの立地のいい宿を選びましょう。兼六園とお城までバスで15分です。街ガイドを開けばホテル・見どころ・交通情報がわかります。今すぐホテルの料金を比べることもできますよ。