大阪から25分。神戸ビーフ、北野の異人館、中華街、温泉の街、そして百万ドルの夜景。これぜんぶが、コンパクトな街にぎゅっと詰まっています。出発前にこれを読んでおけば、着いたその日からスムーズに動けますよ。
神戸は関西でもとくに交通の便がいい街のひとつ。どの空港に着いても、2時間とかからずに三宮に着けますよ。
三宮の近くに泊まるなら、神戸は歩いてまわれる街。交通手段を知っておけば、その場その場で賢い選択ができますよ。
まず知っておきたいのは、三宮がハブだということ。 JR・阪急・阪神・市営地下鉄の駅がすべて、ここに数分歩けば行き来できる範囲に集まっています。三宮からは、南京町(中華街)まで徒歩10分、メリケンパークまで15分、なだらかな坂を上って北野町まで15〜20分。ハーバーランドは少し離れているので、地下鉄海岸線かシティーループバスを使いましょう。
北野町・南京町・メリケンパーク・ハーバーランドなどの主要スポットをぐるっとまわる、乗り降り自由の観光バスです。1日乗り放題。約29か所の観光施設での割引も付いてきます。バス車内か、JR三ノ宮駅東口を出たところの観光案内所で買えます。
路線は2つ。西神・山手線(神戸の中心部を東西に走る)と海岸線(ウォーターフロント沿いで、三宮とハーバーランド・新神戸を結ぶ)です。有馬温泉へ向かうとき、谷上駅に行くのに欠かせません。料金はICカードで¥210〜370です。
大阪と神戸のあいだを海沿いに走っています。どちらもJR三ノ宮駅から歩いてすぐの場所に駅があります。ICカードは3つの路線すべてで使えます。JRパスは阪急・阪神には使えません。西宮・芦屋・宝塚へのちょっとした寄り道に便利ですよ。
タクシーの初乗りは¥680〜740くらい。深夜や、グループで割り勘するときに便利です。三宮〜北野〜南京町〜メリケンパークのエリアを日中に観光するなら、歩くのが正直いちばん。距離は短いし、街並みも見ていて楽しいですよ。
神戸は1860年代から国際的な港町。日本のほかの街と比べても、ぐっと国際色ゆたかです。とはいえ、いくつかのポイントを押さえておくと、旅がもっとスムーズになりますよ。
神戸は一年じゅう訪れる価値のある街。でも、明らかに「ねらい目」の時期がいくつかあります。
夙川沿いや王子動物園の桜は、たいてい3月下旬から4月上旬が見ごろ。気温は10〜22℃で、長く歩いても気持ちのいい季節です。ゴールデンウィーク(4月29日〜5月5日)は1年でいちばん混雑し、料金も最高に高くなるので、できれば避けたいところ。その時期を外せば、3月中旬から4月中旬がとても素敵ですよ。
蒸し暑いですが、ハーバーランド一帯は屋外ビアガーデンや夜のイベントでにぎわいます。湾岸エリアでは見ごたえのある花火大会も。いちばん暑い12:00〜15:00は、博物館や屋内スポットにあてるのがおすすめ。お盆(8月中旬)はかなりの混雑で、料金も上がります。
いつ来ても、いちばん過ごしやすい季節。15〜22℃で空は澄み、六甲山の紅葉も鮮やかです。掬星台や摩耶からの夜景は、乾いた秋の空気の中でいちばんくっきり見えます。春より人出が少なく、料金も手ごろ。1日じゅう外で過ごしても、まったく苦になりません。
市内で5℃を下回ることはめったになく、雪も珍しいです。お正月の時期を除けば、1年でいちばん宿が安くなります。寒い季節の有馬温泉は格別。12月上旬の神戸ルミナリエ(1995年の阪神・淡路大震災を追悼して開かれます)は入場無料で、心にじんとくるイベントです。
神戸は大阪の中心部より少し安く、東京と比べるとはっきり安めです。ただし、ひとつ大きな例外が。ちゃんとしたお店で食べる神戸ビーフです。
| 項目 | 節約 | 標準 | ゆったり |
|---|---|---|---|
| 宿泊(1人/1泊) | ¥3,000〜5,000(ホステル・カプセル) | ¥8,000〜15,000(ビジネスホテル) | ¥20,000〜(港近くのデザインホテル) |
| 食事(3食) | ¥1,500〜2,500(三宮のお惣菜・コンビニ) | ¥3,000〜5,000(お店での食事+南京町の食べ歩き) | ¥8,000〜(神戸ビーフのディナー込み) |
| 神戸ビーフ(食べるなら) | ¥2,500〜4,000(ランチセット、同じ部位) | ¥5,000〜8,000(鉄板焼きのディナー) | ¥12,000〜20,000〜(おまかせ鉄板焼き) |
| 市内交通 | ¥0〜500(徒歩+JR・地下鉄の単発利用) | ¥800〜1,500(シティーループ1日券+地下鉄) | ¥2,000〜4,000(有馬+ケーブル・ロープウェー込み) |
| 観光の入場料 | ¥500〜1,000(北野の異人館1館+公園) | ¥1,500〜3,000(北野の共通券+ハーブ園ロープウェー) | ¥3,000〜(全スポット+有馬の公衆温泉) |
| 1日の合計(目安) | 約¥8,000〜12,000 | 約¥15,000〜22,000 | ¥30,000〜 |
歩きやすい靴(北野町の坂道+ハーブ園の遊歩道+六甲山)· 薄手の上着(港の風は夏でもひんやり)· チャージ済みのICカード(Suica・Pasmo・ICOCA)· 屋台や小さなお店、温泉の入浴料用に現金を最低¥5,000 · 折りたたみ傘(関西の雨はサッと激しく降ります)
神戸は1868年からの国際港。駅や主要な観光地の案内は英語表記もあります。三宮の多くのお店では写真付きメニューを置いています。Google翻訳のカメラモードは、日本語の表示もうまく読み取ってくれます。小さな家族経営のお店だと英語が通じないこともありますが、メニューを指差せば慣れた様子で対応してくれますよ。
大きめのお店やコンビニ、たいていのお店はクレジットカードとICカードが使えます。南京町の屋台や町なかのカフェは、現金のみのことが多いです。日本で海外発行のカードがいちばん確実に使えるATMは、セブン-イレブンとゆうちょ銀行。どちらも三宮駅の近くにあります。
有馬には、同じ温泉街の中に2つの異なる泉質があります。金泉(金茶色で、鉄分と塩分が多く、とても濃い)と銀泉(透明・無色で、二酸化炭素とラジウムを含む)です。どちらも本物の鉱泉で、色は天然のもの。公衆浴場は男女別です。主要な公衆浴場の入浴料は1人¥650〜800。カップルやグループ向けの貸切風呂は、もう少し料金が高めですが利用できます。